天使からのメッセージ

2026年01月04日

マタイによる福音書 2章13~15,19~23節

 まだお正月気分ですが、今日は2026年最初の主日になります。顕現日との兼ね合いもあって、時々消えてしまうこの「降誕後第2主日」は、別名「聖家族」の日とも言われ、イエスが子どものころ、父ヨセフが生存していたころ家族で過ごしたことを覚える日になっています。福音書は毎年マタイから、ヨセフが父として一家を導き、天使のお告げによってベツレヘムからエジプトへ、エジプトからナザレへと移っていった様子が読まれます。

マタイによる福音書のクリスマスの物語は、マリアよりも父であるヨセフにスポットが当たった作りになっています。クリスマスの始まりとして、マリアへの受胎告知が有名ですが、わたしはこのマタイによる福音書のヨセフの動きというのも大切だと思っています。特にヨセフは必ず、「天使のお告げ」「夢のお告げ」で動いているからです。天使というのは神さまのところから遣わされた「使い」です。つまり神さまからのメッセージを伝える役ですね。つまりヨセフは「神の御心に沿って」動くことを大切にしていた、ということなのです。

「天使」ってなんだろう、ってみなさん考えてみたことがありますか。「天使」って、なんとなくキリスト教のものである、という気がするのですが、聖書にはどのように書かれているのでしょうか。聖書を調べてみますと「主の使い」「御使い」「天使」と、書き方はいくつかありますが、聖書中に結構出てきます。特に意識していないと読み飛ばしてしまいそうですが、結構出てきているんですよね。それから、なんとなく「天使には羽があって、光っている」というような想像をしてしまうのですが、その容姿については触れられている場所も少なく、昔のキリスト教の絵画でも羽がないものも結構あります。割と人間に近い容姿をしていると考えてもよいようです。また「実体があるのかないのか」ということが気になりますが、基本的には実体はないけれども、「主の言葉を伝えるときは人の目に見えるようになる」と考えられています。最後に「役割」ですが、これははっきりしていて「主の言葉を人間に伝える役目をする」ということです。一応、これ以外にも「天使」は人気があったので、中世には盛んに研究され、特に「偽ディオニシオス・アレオパギテース」の著書によって、天使の位階であるとか、名前であるとかが書き著され、今でも様々な創作に使われています。ちなみに外典も含めて、はっきりと名前が聖書に書かれている天使は、ミカエル、ガブリエル、ラファエルの3人です。

さて、話を戻してヨセフは「天使の夢」によって、神さまのお告げ通りにベツレヘムからエジプトへ、エジプトからナザレへと旅をしました。わたしたちも時々、夜、夢を見ますが、こうはっきりと「天使が現れてくれた」ということがある人はなかなかいないんじゃないかと思います。わたしはありません。もしかしたら一生自分には現れてくれないかもしれません。まぁ、ふつうそんなに何回も現れるようなものじゃないと思いますし、多分一生天使をこの目で見ないで過ごす人も多いと思います。でももし、もしかしたら大したことじゃないかもしれませんが、「天使」がわたしに夢で何かを告げるのなら、それは神さまからの大切なメッセージとして、大事にしたいと思うのです。そして、もし現れなかったとしても、神さまはわたしたちにいつもメッセージをくださっていることを大切にしたいと思います。聖書によって、神さまはわたしたちにいつも呼び掛けています。そして、世界の様々なことを通して、わたしたちにメッセージを送ってくれています。それを感じることを忘れずに、新しい知念を過ごしていきましょう。


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