説教要旨

恐れを越えて紡ぐ

2024年03月31日

イースターおめでとうございます。今日の福音書はマルコから、イエスの復活が読まれます。そうはいっても「墓が空だった」という描写があって、見に行った婦人たちが「恐れて」みんな逃げ去ってしまって終わります。実際に「復活のイエスに会った」という描写は一切無いのが、マルコによる福音書の復活の証言です。

本日は復活前主日。今日の福音書はマルコから、イエスの受難の様子が読まれます。また、今日はイエスのエルサレム入城を祝う日でもあり、イエスがエルサレムに来て、「イエスの死と復活」という、教会にとって一番大切な1週間が始まります。この「聖週」はわたしたちの信仰の原点として、常に大切にしたいときです。また、いつかはやりたいと思っていますが、今日の長い福音書朗読の中で、群衆が「十字架につけろ」と叫ぶのですが、ここを皆さんに読んでもらうという習慣もあります。毎年「ちゃんと式文を作らなきゃ」と思うのですが、なかなかうまくいきませんね。

本日は大斎節第5主日。今日の福音書はヨハネからギリシア人がイエスに会いに来る場面が読まれました。「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。だが、死ねば多くの実を結ぶ」とイエスは語ります。

本日は大斎節第4主日。今日の福音書はヨハネから「五千人の給食」。ついてきた大勢の群衆に対して、イエスが少年の持っていた「5つのパンと2匹の魚」を祈りをささげてから分けると5000人が十分に食べることができました。これも先週に引き続き、すべての福音書に入っている話で、細部は違いますが「5000人が満たされた」ということは変わりません。

本日は大斎節第3主日。今日の福音書はヨハネから、宮清めの部分。神殿の境内で商売していた商人たちをイエスが追い出します。この話はどの福音書にも入っており、筋書きもほぼ一緒なので、重要だと思われていたのでしょう。

本日は大斎節第2主日。今日の福音書はマルコから、イエスが自分が死んで三日後によみがえるという話をします。それに対してペトロが諫めますが、イエスはペトロのことを「サタン、引き下がれ」と言って叱責します。

本日は大斎節第1主日。洗礼の後、イエスは霊によって荒れ野へ追いやられます。「これはわたしの愛する子」と言われながら、「荒れ野」へ追いやられるのです。

真っ白な光

2024年02月11日

本日は大斎節前主日。毎年共観福音書から山の上でイエスの姿が白く変わる場面が読まれます。白く輝くイエスと同時にモーセとエリヤが現れて共に語り、イエスと一緒にいたペトロ、ヤコブ、ヨハネが恐れるという場面です。モーセとエリヤからイエスに引き継がれ、その後はペトロ、ヤコブ、ヨハネに引き継がれてく様子が描かれます。

本日の福音書ではイエスが、シモンのしゅうとめをはじめ、多くの人をいやした後、人里離れた寂しいところで祈ってから、ガリラヤ中の町に出かけていきます。そしてそこで宣教し、悪霊を追い出したと記されています。イエスの活動は「悪霊を追い出すこと」と「癒し」が中心でした。また、その合間にたくさんの人を前にして語りかけるのです。こうやって活動をしている途中、イエスはよく「寂しいところ」や「人里離れたところ」や「山」で祈ったり、「湖の方へ退いたり」します。活動の合間に「祈る」ことを大事にしていた、一人になることを大切にしていたのでしょう。

本日の福音書はイエスがカファルナウムで汚れた霊を追い出す場面。イエスがカファルナウムの会堂で教えていると、汚れた霊に取りつかれた男が絡んできますが、イエスが「黙れ、この人から出ていけ」と叱ると汚れた霊が出ていきます。人々はイエスの行動に「これはいったい何事だ。権威ある新しい教えだ。」と驚くのです。

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