神と人を愛する
本日の福音書はマルコから、律法学者とイエスの議論です。「戒めの中でどれが一番か」と問う律法学者に対して、イエスが「第一は『聞け、イスラエルよ。』、第二は『隣人を自分のように愛しなさい』だ」と答える場面です。「聞け、イスラエルよ」(シェマー・イスラエル)は、別名「シェマの祈り」とも呼ばれるもので、「わたしたちの神である主は、唯一の主である。」と続きます。これはユダヤ教の一番大切な祈りとされ、朝晩必ず唱え、札などに書いて身に着け、子どもに教えるとされているお祈りです。イエスはこれに一つ付け加えます。それが「隣人を自分のように愛しなさい」という戒めです。その上で「この二つにまさる戒めは他にはない」として、他の戒めを相対化するのです。
